山梨公演終わりました。
お寺の本堂という特殊な空間での公演でした。
由緒あるこのような場所でお芝居させていただくなんて本当に有難い限りです。
午前中にリハーサル、午後3時から本番というスケジュール。
リハーサルは本番通りの遠し稽古をやります。
リハーサルの前に、この本堂という空間の使い方、どこを客席にするか、日の当たり具合
(今回は照明を使わないので自然の明かりの当たり方)
などを演出家と相談してステージ側、客席を決めていきます。
この位置によって、お客様からの見え具合や、公演自体の印象が全く変わってきます。
このシンプルステージ、私たちはいろんな場所でやらせていただきますが、
カフェ、会議室、個人宅のリビング、教室、イベントホールなど。
位置を決めるのはかなり重要になってきます。
今回はリハの途中で(中断して)位置を入れ替えるという大移動も行いました。
そして、本番を迎えます。
よく聞かれますが
「緊張はしないんですか?」
はい、します。
この作品はもう10年以上も前から何回も上演していますが、やっぱり緊張はします。
しかし、不思議なことに幕が開くと静かな冷静さがやってきます。
今回の公演もそうでした。
特に照明がなく、お客様の顔がよく見える。
かえって緊張しそうなものですが、それが心地よく冷静でいられるのです。
*東京公演より
そして、空気感を感じる。
お客様の息遣いを感じる。
自分でも不思議です。
(これがいいのか悪いのか?)
これを感じるときは劇場空間に一体感を感じます。
俳優も、お客様も同じ空気を吸って、同じ心の振り子が揺れている。
みなさまと一緒に作る公演。
そんな贅沢なひと時をありがとうございました。
*出演者パチリ
感想をご紹介します。
「こんなに近い距離で演者さんの声、雰囲気をダイレクトに感じられてまだまだ興奮冷めやらぬといった感じです。」(60代/主婦)
「耳に心地よい声と音楽に引き込まれ、劇の世界をゆったり味わうことができました。ひとりの人の著書がアメリカのムードを変え環境への意識を変えていったのはすごいことで、翻って今の日本での反原発運動の難しさはどこにあるのか学んでみたいと思いました。」(30代/主婦)
「地球の美しい環境を取り戻す必要を痛感いたします。生きる力と励ましをいただきました。」(70代/男性/農業)
「素晴らしい朗読とお芝居でした。セリフのメッセージがまっすぐに力強く伝わってきました。何回もやっていってほしいです。」(40代/主婦)
「このお芝居を観るのは4回目くらいでしょうか。その時々によってシナリオが変わってきているのですね。3・11のこと、がんのこと、また自分の問題とも重ねて見られ何度も涙しました。歌にしびれました、音楽も詩も心にしみました。何度見てもよかった!!」(60代/主婦)
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