先日の発表会のダイジェスト動画を作りましたにでご覧ください。
参加者の方々は主婦の方でお子さんも小さい方が多かったです。
でも、なにかやりたい!
と意欲を持った方が集まってくださいました。
お子さんに読み聞かせることはあっても、
自分に読んでもらう
って大人になるとなかなかないんですよね。
稽古でも読みあって、聞きあう、ということをやったので
とてもよかったと感想をいただきました。
短編小説で
「おさらば食堂」
という作品を読みました。
この中に出てくる思い出の食べ物は
はったい粉
です。
みなさんご存じでしょうか?
大麦やはだか麦の粉を炒って粉状にしたもので食物繊維が豊富なものとして知られています。
香ばしく、きな粉にも似ています。
「こうせん」
「麦こがし」
とも呼ばれます。
これに砂糖を加えてお湯で溶かして飲むのが昔のおやつだったそうです。
写真はけっこうお湯で溶かしていますが、もうちょっとどろっとしていてもいい感じです。
私は小さいころ、はったい粉ではなく
片栗粉と砂糖を溶かして、ドロッとさせて飲んでいたのを思い出しました。
もう忘れていましたが・・・
熱が上がったときとか、体調の良くない時にも母が作ってくれていた気がします。
この「おさらば食堂」というお話の中に出てくるはったい粉は
やはりお母さんとの思い出のおやつです。
せつない思い出のおやつ。
物語にリンクさせて自分の過去の記憶もよみがえる。
そしてあったかい気持ちにさせてくれたり、感動したり。
この物語を稽古しているとき、ほとんどの方が泣いちゃうんですね。
読みながら。
そんなお話です。
見てくださったお客さまも、いい話だったと感想をいただきました。
やっぱり、物語には力がある。
いいも悪いも飲み込んで、包み込む。
そして心を浄化させてくれるのでしょうか。
いい作品はまだまだ世の中にいっぱいあるはず。
それを見つけて読んでいきたいですね。
そう思わずにいられない今回の発表会でした。
そして、やっている方も元気になれる。
そんなワークショップをやっていきたいです。
次回のワークショップは3月を予定しています。
「演技者のためのワークショップ」
俳優を目指す方、やってみたい方、初心者でも大丈夫です。
お問合せはこちら
ラインでも受け付けています。