12月公演「歌わせたい男たち」【演劇ワークショップo-stage/山梨】

 

 

私がこの作品を観たのは初演の2005年。

観終わった衝撃が忘れられない。

 

私はこういう芝居がしたかったんだ

 

今まで

何のためにやっているのかとか、

なぜやっているのか

やり続けているのか

なんてあまり深く考えずに来ていました。

 

とにかく芝居をやっていて、辛いけどたのしい、幸せ。

人に喜んでもらえて、生きる励みになったとか、感動したとか、元気が出たとか、

言ってもらえてうれしかったのです。

 

このお芝居は学校教育現場を舞台にしたコメディです。

 

 

 

喜劇って悲劇と隣り合わせです。

本当の喜劇は、俳優が笑わせようとするのではない。

一生懸命やっている姿が、滑稽でおかしいのです。

 

お葬式で悲しみに暮れているところで足がしびれて転んでしまったり、

本気の喧嘩中でも相手の寝ぐせが気になっていたり、

 

本気で一生懸命だからこそ、お腹をかかえるほどおかしい。

そして、時にせつなさも同居しています。

 

この作品はタイトル通り

「歌わせたい男たち」が登場します。

 

何をうたわせたいか?

 

権力に傾倒する教育改革熱血教師は「君が代」を歌わせたい。

思想言論の自由を求める教師は「シャンソン」を歌わせたい。

 

「君が代」は権力の象徴であり

「シャンソン」は反権力、レジスタンスの思いが根底に流れているという。

そしていろんな人生や愛がテーマになっている。

 

何故うたわせたいのか?

 

はたしてどちらが自分を守ってくれるのだろう。

「権力」か「愛」か。

どちらが頼れるのでしょうか。

信じられるのでしょうか。

 

作者の永井愛さんはこのように言ってらっしゃいます。

 

「君が代問題を入り口に私が考えたかったのは

 

   息苦しい社会で心の自由をどう保つかということでした」

 

劇中には【こんなはずじゃなかった】という人々が登場します。

どっかの誰かではなく、これは私だ・・・

という心を寄り添わせられる作品です。

 

 

公演のお申し込みはこちら

 

ラインでも受け付けています。

お芝居の申込&情報やワークショップの最新情報はライン@登録で!