お芝居がやりたくて

岡山に住んでいた私は、高校の時から芝居を見たくて

神戸や大阪に電車に乗って見にいっていました。

東京に出てきたのは18才。

やっと念願のお芝居の勉強ができると、ドキドキわくわくしていたにもかかわらず、

なんとたった1年で挫折。

 

なんて大変な仕事なんだ・・・と入った劇団の養成所で思い知らされました。

とても楽しくて刺激的な日々でしたが、反面自分のつたなさを大実感

自分が何をしていいのか、どうすればいいのかもわからず、落ち込み。

芝居から離れました。

 

  その後は京都へ

その後2年間京都のお寺でいろんなことを体験。

勤行、華道、茶道、書道、着付け、マナー、仏教、京都の主要なお祭りや行事のお手伝い。

すべてが新鮮で学びの日々でした。

私には心の修行でした。

お寺の僧侶、修行生さん(院生さんと呼んでいました)の方々の近くで過ごせたのもよかったです。

その後また芝居の世界に入ったわけですが、このお寺での2年間が私の大きな財産になります。

 

  再び東京へ

再び東京へ出てきたのは21歳の時。

その時一からやり直そうと劇団手織座(当時杉並区)の養成所にオーデションを受けて入所。

 

その劇団でものすごく大きな存在に出会い、この世界で生きていこうと決意。

 

そこで、舞台はもちろんスタッフワーク、マスコミでの仕事などをこなしていきました。

そして結婚、出産、離婚、再婚と目まぐるしい経験をしながら

とにかく芝居三昧の日々でした。

 

 

そして私の人生を大きく揺るがした運命の役、作品との出会い。

たくさんの人に支えられて、私は私の思う人生を生きてきました。

 

  田舎へ移住

2010年に山梨の山あいに移住してきました。

本当に自分の目標である生活を手に入れて、有難い芝居三昧の日々でしたが、

東京での不自然な生活に疑問を抱いていました。

役者は身体が資本なのに、その身体をいたわろうとしない。

同じように身体が資本の声楽家やダンサーは食べ物ひとつにものすごく気を遣い、

いつも身体のメンテナンスをしているのに。

自分の心身に目を向けて、感性のアンテナをはれる生活をしたい。

都会の生活より、自然に目を向けて創造者として生きていきたいと思いました。

田舎育ちなので、単純に田舎が好きだったのでしょうが(笑)。

 

やはり何事も東京が拠点であるのは間違いなく、芝居が続けていけるかは不安でした。

山梨に移住してからは、今までのようなスタイルでなく、別の形で応援してくださる

演出家の方、先輩の俳優さん方のおかげで今の私があります。

本当に「おかげさま」です。(感謝)

 

そこからシンプルステージでの各地の公演が始まりました。

シンプルステージとは、セットや照明がなくても気軽に観ていただける朗読劇です。

小さなホールや会議室、レストラン、カフェ、個人宅のリビングなどでやらせていただいています。

このスタイルを展開し始めて関東はもちろん、大阪、京都、中国地方、北陸、北海道など地方公演、

そのほか学校公演でも舞台に立たせていただいています。

 

山梨の素敵なログハウスで朗読劇

 

 

京都のお寺では4年間定期的に公演

 

 

郷里津山で小学校公演

 

東日本大震災後のボランティア公演も縁あってやらせていただきました。

震災後苦難を乗り越えて開店したカフェで。(宮城県)

 

 

   演劇ワークショップのはじまり

山梨でのあるシンプルステージがきっかけで、親子ミュージカルのワークショップが始まりました。

子供たち中心でしたが、実はお母さんたちが大興奮

 

 

もっとやってみたい!と、そこから大人のワークショップが始まります。

 

現在は6~8回コースで甲府で演劇ワークショップをやっています。

俳優になりたいというよりも、

 

日常を豊かに暮らしたい

自分を見つめたい

日頃のストレスを発散したい

 

など日々の生活を楽しく豊かにするということが私の願いです。

演劇で「わが人生」を謳歌していってください。

 

お会いできるのを楽しみにしています。

 

椿 留美子